紹介されて数ヶ月とたたず苦手になった人がいた。彼女が友人に対して甘えすぎで、その友人から愚痴を聞くようになり、自分にまでおよんできたわがままにホトホト疲れたからだ。その後共通の友人らは受け入れたのだが、私は決別の道を選んだ。
あれから7年くらい経つだろうか、きっかけの日を迎えた。あのディレクターさんの葬儀の日、彼女が話かけて来た。正直そんな気分でもなく、顔も見たくなかった。終わって人がだいぶはけて来たころ、ふと「この時しかない」と思えた。長年私が避けているのを知りながら話しかけてきたのだ、彼女も勇気がいったコトだろう。意外にも話かけたら、謝ってくれた。こうした機会がなかっただけなのかも。今にしてみれば、なんであんな頑なに避けなくては気が済まなかったのか...
すべては意地になっていただけな気がする。意地を取り除いたら、他の誰でもない自分自身がとても気が楽になった。自分を信じるプライドは持っても、こんな意地はさっさと捨てたがいいなって!「おぅ、よかったじゃん」って後ろから押してくれたようだった。ありがとう。
武士のことをいろいろ調べていると、守破離(しゅはり)という言葉にたどり着いた。
「守・破・離」とは、芸や武芸を究める者が感じる「道」であり、「教え」らしい。
守=教えを守り、型を体得
破=型を破り、自分の型を模索
離=型から離れ、自分なりの型に邁進
さまに修行の世界。目標はこの離にあるという。
昔から映画や人生のたとえなどで、聞く言葉をここで改めて言われると、まさに今を実感する。芸もこれが大事ですね!心にとめておきたいと思います。
打ち合わせに行って、懐かしい「2001年宇宙の旅」のイメージで!という以来があった。CGバリバリの今の映画に比べたら、この当時はまさにアナログ。だけど、この時代の映画って今観てもかなりクオリティがよく、面白い!以前もここに書いたけど「グーニーズ」がとても楽しめるくらいだ!
キューブリック監督は、日本の特撮映画を観て、こんな映画を撮りたいと思ったそうだ。ハリウッドではSFXがまだまだ幼稚で認められずにいたらしい。なんだか当たり前に観ていた特撮だけど、こんな人に影響を与えていたなんて嬉しいもんだ。日本映画って昔大嫌いだったけど、こうして今見直してみるのもいいかも!
この未来のお話が現実になり、こんな未来的ではなく、今まだアナログな余地が残されてる感じがする。そして来年、続・2010年を迎え、その意味が分かるでしょうか?お仕事を忘れて、この世界をもう一度観たくなってしまいました。
アニメ「サザエさん」が放送40年を迎えたとのこと。おめでと〜〜〜!!
あの頃からカツオやワカメちゃんが将来を夢見てきましたが、彼らが同じように歳をとっていたら、すでにタラちゃんですら44歳!時代の変化とともに彼らの夢や人間関係も変わってきて、バブル期のワカメちゃんなんて、お洒落好きだしお立ち台とかハマってたんだろうなとか、カツオはTV観ながらイチローや松井に自分を移して「オレの子どものころは...」なんて、晩酌しながらウザそうにする子どもたちに話てるのかも。あの純粋だったタラちゃんの44歳像は、どんなオヤジになってるのかな。子どもらの遊びも変わり、人との関わりも変わった。家の事情もかわり、今時世田谷一等地に庭付き平屋建てもないよね。25年後の磯野家「あ、大人になってる」のオトナグリコ TV-CMのイメージを実感してしまう。
時代背景を昭和から「今」を折り込みつつ超ロングランのサザエさんに、これからも「The 日本」を忘れず続いていってほしい!
「日本郵便です」書留の郵便物が来た。
印鑑をついたら、「こちら年賀状の販売が始まりました。」とチラシを渡す。民営化ってことなんでしょうか。「ご注文いただくと、お持ちしますけど」...えっ!?と聞き返してしまった。この場で30枚なんて注文すると、家まで年賀状を持って来てくれるんだそうだ。そんなサービスまで!確かにメールが普及して、年賀状を自分で書いて送るなんてことは減って来ているんだろう。なんとも面白いことを考えたなとちょっと寒さが和らいだ瞬間でした。
また年賀状を描く・書くってことが、当たり前のお正月を見てみたいものです。