雲仙岳の斜面が未だ茶色に変色して火砕流の猛威が感じられる真っ正面の海辺に雲仙岳災害記念館があります。
現地で亡くなった報道陣のカメラから最後の記録を復元した映像など、生々しい傷跡や歴史など、詳しく紹介されています。こうした記録は次に生かされていきます。原爆病で亡くなった永井博士も病に倒れながらもあの長崎原爆の状況を詳しく資料にまとめていたため、その資料がチェルノブイリ原発事故では非常に役立ったという話があります。
最後に展望台から雲仙を望むとまだ山頂には水蒸気が昇っています。人間は自然の前では何もできないと改めて実感しました。
