短編小説集 「バッタに抱かれて」
戸渡阿見
¥1.050ー
2.21の寺子屋の課題本「バッタに抱かれて」を手に取った。正直読むのが遅く、今まで読んだ本は数えきれる程・・・読むのは苦手なので「本の寺子屋」の時は行かないことが多い。「のだめカンタービレ」のドラマで天性の才能だけで奏でるのだめだが、曲自体を分かろうとせず表現を怠る。先生から「あなたもいろんなことを曲の中でいいたいように、この作曲家たちもいいたいことがある」という言葉で当時の時代背景や作曲家の生い立ち・人生の本を読みあさるのだめに、「本を読むことの面白さ」を感じた。・・・っていちいちドラマでそんなこと感じるなんてバカぽいんだけど、それだけ本は苦手なのです。
さてこの本を読まない私が、課題本というだけでなくこの本を読んでみたくなったのは帯の「泣いて笑って心温まる本」ということと、目次にいろんな動物たちが並んでいたこと。ホントに私みたいなのの為に書かれた本ではないかと思うくらい!そしてさすがブックドクターが選んだ本だなと!なんと2日間で読み切れました。短編集なので多分普通の人だと半日もかからないのではないでしょうか。読み始めるとシュールな感じですが、なんだか自然と受け入れちゃうお話。「人」だなぁと実感。絵本を読んだような感覚すら味わえます。後記の解説は私のような無知な者への、ナイスアドバイス。次これ挑戦!って感じです。次回の寺子屋ではこれをどう読み解くのだろう。
後日談:この本は短編集だけどのんびりゆっくり読み味わえばよいみたいです!
